2015年7月22日水曜日

いいもの 長野県中野市 柳のかご


柳のかごとのであいは
ラトヴィアが最初でした。
日本では・・・
柳で編んだ箱型の入れ物
引越しや旅行などで荷物を入れて運んだ
柳行李が有名ですね。
現在でも兵庫県豊岡市で
伝統工芸品として柳のかご作りが
引き継がれているようです。

もう少し調べて見ると
長野県中野市でも柳を育てて
かごを編んでいたということを知りました。
現在でもそれをされている方がいるのか
調べてみましが、
残念ながらいらっしゃいません。

けれど今でも別の用途ではありますが
柳を育てていらっしゃる方と
お会いしてお話を聞かせていただくことができました。
更に当時その方のご両親が柳を育てて
柳行李を編んでいらっしゃり
ご自身も見よう見真似で椅子などを
編んでいらっしゃったと聞かせていただきました。
とても嬉しいであいに
いろんな質問をしてしまいましたが
朴訥であたたかいお人柄のその方は
一つ一つ丁寧に
お話してくださいました。


気持ちが良い編み目、とても丈夫。
何年経ってもこのままなのではないかと
思わせます。


流れる編み目・・・
椅子も何年も経って
この渋い色になりました。

当時は柳行李がメインだった為
主に柳の枝の太い部分のみ使用し
上の方の細い部分は
柳細工が盛んだった豊岡市へ
送っていたそうです。
ですが当時でも珍しく
細い部分を使って作られたかごが
あるということで見せていただきました。
30~40年前に作られたというそのかごは
柳の枝を更に縦に細く割り編まれた
繊細な果物かごです。
その経過した年月が更に愛おしさを感じさせます。
そして同じ柳のかごでも
ラトヴィアのかごとは見た目も
触った感じも違います。
そこが面白いですね。

今回その貴重なかごを
分けていただきました。
持ち主の方のご好意に
そして皆さんにも見ていただけるかと思うと
とても感激しました。

こちらがそのかごたち。


一度洗って干してさっぱりとしました。
陽にあたっていませんでしたので
美しい白です。
これから使っていくと
上の椅子の写真の様に
濃い色になってゆきます。
これからの愉しみの一つですね。


我が家では現在
おむつがちょうど収まっています。
子どもの成長と共に
中の物もかごの色も変わっていきますね。

どうぞかごに会いに来てください。

2015 ナツタピリ
8月13日木曜日‐16日日曜日
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090-8477-61547
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